ペット共生住宅管理士はどんな仕事で活かせる？検定の難易度や合格率など

“ペット共生住宅”をご存知ですか？

ペット共生住宅とは『人とペットが快適かつ安心して一緒に暮らせるように設備や工夫がされた住宅』のことで、近年ニーズが増えています。

一昔前まで犬は庭の犬小屋で飼い、猫は出入り自由が当たり前で、『ペットと暮らす』という価値観はまれでした。

時代は進み、現代ではペットは家族の一員という考えが増え、ペットが快適に暮らせる家を望む方も少なくありません。

ペットの習性や正しい飼い方を理解したうえで、ペット共生住宅に関する専門的な知識を学ぶことができるペット共生住宅管理士は今の時代におすすめの資格です。

ペット共生住宅管理士とは

ペット共生住宅が出現した当初は、「掃除しやすいフローリング」「消臭効果のある壁」「猫が爪とぎできないツルツルの壁」など、人にとっての利便性を考慮した工夫が重視されていました。

しかし、掃除がしやすくても滑りやすい床では足腰を傷めてしまいますし、壁をガードするだけで爪とぎできる場所を与えなければ、猫はストレスをためてしまいます。

ペットの習性をきちんと理解したうえで、本来の行動を引き出せるような環境づくりが大切になってきているのです。

ペットの習性や正しい飼い方を理解したうえで、ペット共生住宅に関する専門的な知識を学ぶことができるよう、「ペット共生住宅管理士検定」が誕生しました。

ペット共生住宅管理士検定

概要

資格名	ペット共生住宅管理士
実施団体	公益社団法人日本愛玩動物協会
申込み期間	通年
受験資格	2級愛玩動物飼養管理士資格保有
試験方式	オンライン検定 4択問題40問・試験時間40分
試験日	申込みから概ね6ヶ月以内 ※詳しくは受験票に記載の受験期限を確認
費用(税込)	テキスト+検定セット 20,000円 テキストなし・検定のみ 5,000円
合格発表	試験日から約2～3週間後に合格認定証が郵送されます

ペット共生住宅管理士検定を受験するには、2級愛玩動物飼養管理士の資格取得が必須です。

愛玩動物飼養管理士についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

申し込みコースは２種類

申し込みは『テキスト＋検定』と『検定のみ』の２種類ですが、試験は公式テキストに準じて出題されるので、公式テキストでの勉強がおすすめです。

申し込みは通年で、ご自身の都合の良いタイミングでスタート出来るので学習計画が立てやすいのが良いですね。

検定の難易度や合格率は？

合格率や合格者数の公表されていません。しかし、公式テキストから出題されるので、仕事や家事のすき間時間でもコツコツ勉強に取り組めば十分合格を目指せます。

難易度の公表はありませんが、3冊の公式テキストから出題され、4択・40問となっているので比較的易しい試験といえます。

どのような仕事に活かせる？

ペット共生住宅管理士資格は、動物を家族として考える人が多く、ペットのための住宅を作りたい顧客のニーズに答える人のための資格です。

『ペット×住宅』に携わる建築関係の方、例えば以下の業種の方におすすめです。

建設会社・工務店にお勤めの方

ペットも飼い主も快適に過ごせる住まいを建てるには、顧客の要望を汲み取るためにペット共生住宅の専門知識が必要不可欠です。

設計士

ペットのためにマイホームを建てたい方、自宅をリフォームする方が増えています。

こういった意識の高いペットオーナーに満足していただける提案をするには、ペット共生住宅に関する専門的な知識が役立ちます。

不動産会社にお勤めの方

ペット可賃貸住宅を取り扱うにあたって、お客様とそのペットに最適な物件の紹介をするためには、ペット共生住宅に関する知識があると提案の幅が広がります。

また入居後のペットトラブル、審査に必要な項目についても学べます。

ペット共生マンションを運営したい方

ペット共生マンションを管理・運営するのに必要な飼育規則などを学ぶことができます。

あらかじめしっかりとした飼育規則を整えておくことは、のちのちのトラブルを減らすことに繋がります。

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ペット意識の高まっている現代のニーズに合っているこちらの資格は、これから住宅関係の職に就きたい方にも有利な資格といえるのではないでしょうか。

受験手順STEP

まとめ

ペット共生住宅管理士はペットと共生する住宅づくりに必要な専門知識が学べる資格です。

共生住宅をつくるためのアイデアやヒントがちりばめられているこちらの資格は、建築業界の方だけでなく、ペットのためにマイホームを建てたい飼い主さんにもおすすめの資格です。