室内飼いの猫に換毛期がないのは飼育環境のせい?

[記事内にプロモーションを含む場合があります]

ふわふわで柔らかな触り心地が魅力的な猫の被毛。しかし抜け毛となれば一転して悩みのタネになってしまいますよね。

特に換毛期は一度に大量の毛が抜けるので、掃除が負担に感じることも。

わたしたちを悩ませる換毛期ですが、近年では室内で暮らす猫ちゃんに明確な換毛期が訪れない場合があるんです。

飼育環境が関係しているよ

この記事では、室内で暮らす猫の換毛期について解説しています。

換毛期に起こりやすいトラブルと対策も紹介しているので抜け毛でお悩みの方は最後までご覧ください。

AD

室内飼いの猫と換毛期

かん‐もう〔クワン‐〕【換毛】 の解説

[名](スル)動物の毛が抜けかわること。人間や家畜ではたえず抜けかわるが、野生では毎年一定の時期に起こる。

goo辞書

換毛は猫に限らず起こります。

動物にとって被毛は服の役割をしており、換毛することで寒暖に順応し身を守っているというわけです。

換毛期

換毛期とは、動物が環境に適応するため、季節に合わせて毛を生えかわらせる時期のことで人の衣替えのようなもの。
時期は、気温が上がり始める春と下がり始める秋の年2回。

換毛期の読み方は『かんもうき』だよ

時期は地域や生活環境で大きく変わりますが、換毛期の目安は春3月〜7月頃・秋11月〜1月頃になります。

時期がはっきりしない室内猫の場合はじわじわとスローペースで生え変わります。なんとなく抜け毛が増えたかな?という時期がだらだらと続きハッキリと換毛期を感じにくい状態です。

同じ室内猫でどうして違いがあるの?

同じ室内で暮らす猫でもハッキリ換毛期が訪れる猫と訪れない猫がいるなんて不思議ですよね。

その答えはタイトルにもあるように、飼育環境が大きく関わっています。

毛の生え変わる仕組み

たんぽぽの綿毛

同じ室内で暮らす猫で違いがある理由は飼育環境が関係しているとお伝えしましたが、換毛が起こるきっかけを知るには被毛の仕組みを知ることでより理解が深まります。

異なる毛で守られている

猫の毛は大きく分けて2種類あります。

それぞれに役割があり、オーバーコートと呼ばれる堅くて長い毛は皮膚の保護をします。
対してアンダーコートと呼ばれる細くて柔らかい毛は保温機能があり寒さから身を守ります。

呼称見た目機能
オーバーコートオーバーコート
上毛
保護毛
まっすぐ
堅い
皮膚を直射日光などの刺激から守る
防水機能
アンダーコートアンダーコート
下毛
縮れている
細い
やわらかい
保温調節効果がある

片方の毛しか持たない猫はシングルコートと呼ばれているよ

両方持っている猫はダブルコート!

毛の成長サイクル

被毛は【毛周期】と呼ばれる毛の成長サイクルで日々少しずつ生え変わります。

毛周期とは毛が生えてから抜けるまでのサイクルのこと。

【毛周期のサイクル】

  1. 成長期:毛がどんどん伸びていく時期
  2. 退行期:それ以上毛が成長しなくなる時期
  3. 休止期:古い毛の奥から新しい毛が生え始める

長毛種と短毛種 抜け毛が多いのはどちらだとおもいますか?

正解は ” 短毛種 ” です。

長毛種は、毛の伸びる成長期が長く続くため、抜けるまでの期間が長くなります。

対して短毛種は短期間で毛が抜け変わるため、長毛種より抜け毛が多くなるんです。

この毛周期ですが、冬の間は毛の長さに関係なくほとんどの毛が休止期に入り、成長期の毛が少なくなります。

そのため冬の間は新しい毛が生えずまた古い毛も余り抜けず、毛をしっかりと蓄えて寒さから身体を守っています。

冬場の猫ちゃんがモコモコとしているのは天然の防寒着姿なんです

冬に毛の成長が止まるように、被毛の成長サイクルは以下の要因でそのスピードが変わります。

  • 日照時間…日が長くなると毛の成長が促される
  • 気温…気温の変化とともに換毛が起こり始める
  • 遺伝子…毛の長さを決める遺伝子によって成長サイクルが決まっている
  • 栄養状態…栄養状態が悪いと毛の作られる量が減る

この内、換毛の要因と考えられているのは 日照時間気温 です。
※日照時間とは、直射日光が地表を照らした時間のこと。

春分の日を過ぎると、夜の時間より昼の時間が長くなり気温が上がってきます。
すると毛の成長が促進され始め、休止期に入っていた被毛が大量に抜け始めモコモコの冬毛から通気性の良いスッキリとした夏毛に生え変わります。

 秋分の日を過ぎると今度は夜の時間より昼の時間が短くなります。どんどん日が短く気温が下がってくると、柔らかく細い保温機能に優れたふわふわの冬毛が密集して成長してきます。

この冬毛が生える時に夏毛を押し出し脱毛させていきます。
これが秋の抜け毛となります。

ここまでのおさらい
  • 被毛は役割の違う2種類の毛がある
  • 換毛の条件は日照時間と気温の変化

室内飼いの猫は換毛期がこないのはなぜか

換毛の合図は日照時間と気温にあることがわかりました。

いよいよ本題です。

なぜ一部の室内飼いの猫は換毛期がハッキリしないのか。

それは、適温が保たれている空調で気温の変化を感じにくいことと、遮光カーテンやブラインドを閉めていることや夜も室内を明るく照らしてくれる照明のおかげで日照時間の変化を感じにくいことで換毛の合図が伝わりにくくなっているため、換毛期がはっきりしないといわれています。

換毛期がはっきりしない主な要因
  • エアコンで室温が一定に保たれている
  • 遮光カーテンで日光を遮っている

エアコンで室温が安定していると、換毛の合図のひとつである気温の変化を感じにくいためハッキリとした換毛期が訪れません。

ですが室温を安定させるメリットはたくさんあります

季節の変わり目は1日の気温差があり人も猫も体調を崩しやすいですよね。したがって室温が一定に保たれることは猫の健康を守ることにつながるので決して悪いことではありません。

日光を浴びることで健康な皮膚と被毛が作られます。ほかにも殺菌効果や精神を安定させる効果もあるので、1日の日照時間の変化を感じられるようにして換毛を促してあげましょう。

お手入れが必要な理由

換毛期がない猫とは、換毛の合図である気温の変化と日光を感じ取りにくいため、換毛期がはっきりしないと わかりました。

しかし日照時間と気温が変わる春と秋はいつもより抜け毛が増えてしまうため
床に抜け毛が落ちていることが増えたり、空気中に毛が舞ったりとペットの抜け毛対策が必要な時期です。

鼻の穴から猫の毛が出てきませんか?

毛が生える仕組みのイラスト

猫の毛は、ひとつの毛穴から約10~12本の毛が生えていると言われています。

すべての抜け毛が床に落ちるわけではなく、多くの抜け毛は被毛にくっついています。
それを毛づくろいのときに猫が舐め取って飲み込んでしまいます。

猫にとって毛づくろいは様々な効果があり必要不可欠ですが、 毛球症になる可能性があるので注意が必要です。

【毛づくろいの必要性】
  • 毛並みを整える
  • 身体を清潔にする、ニオイを消す
  • リラックス効果
  • ストレス発散や心を落ち着かせたいとき
  • 体温調節
  • 猫同士のコミュニケーション ”アログルーミング”

【毛球症とは】

通常、舐め取って飲みこんだ被毛は胃腸を通過し便とともに排出されます。
うまく通過できず胃腸に溜まってしまうと、嘔吐や食欲不振などの不調が現れます。
ひどい場合は腸閉塞を起こし、命の危険もある。
腸閉塞…完全に腸がふさがっている状態。毛玉が原因の場合は開腹による摘出手術が必要。

毛球症を予防する方法を次の章で紹介しています。

カンタンで効果的な方法なので、おうちの猫ちゃんが毛を吐くのが気になる方は一度お試しください。

毛球症は防ぐことができるよ!

シャンプーをする必要はない

猫は危険や仲間を判断する基準にニオイがあります。

換毛期のお手入れにシャンプーをする場合、余分な抜け毛が洗い流されさっぱりしますが、水が苦手な猫にとってはストレスや恐怖を感じています。

以前シャンプーをしたことがありますが、シャンプーをしたことでその子の臭いが消えてしまい、他の猫達が激怒して追い立てるということがありました。知らない猫だとおもったんだと思います。その場はそれぞれ隔離して収まりましたが不必要にシャンプーはしない方がよいと学び反省した出来事でした…

猫ちゃんは自分の臭いが消えて不安でいっぱいになっています。シャンプー後必死に毛づくろいするのは、心を落ち着かせるためや自分の臭いをつけているためです。

猫にとって臭いは本当に大切な判断ツールです。

必要な場合を除き、シャンプーをする必要はありません。

毛のトラブル対策2選

では猫歴15年以上のマオサーチがおすすめしたい換毛期の抜け毛対策をご紹介。

わたしが実践して効果を感じた対策は次の2つです。

抜け落ちる前に取る

定番の方法で拍子抜けかもしれませんが、やはり日々のブラッシングの効果は大きいです。

不要な抜け毛をブラシで取ってしまうことで得られるメリットはこんなにたくさんあります。

【ブラッシングの役割】
  • 床や空気中に抜け毛が舞うのを防ぎ、ハウスダストやアレルギーの軽減ができる
  • グルーミング(毛づくろい)の際に飲み込んでしまう毛を減らす
  • (長毛種は)もつれや毛玉ができるのを防ぎ、皮膚炎を予防する
  • 毛球症を防ぎ、愛猫の命を守れる

長毛種の被毛の特徴は、生え始めから抜け落ちるまでの期間が長く短毛種に比べ抜け毛は少な目です。

その分被毛が汚れやすく毛が絡まりやすいため毛玉ができやすいのが特徴。

毛玉を放って置くと不衛生な状態が続き皮膚炎を起こしてしまうこともあるので長毛種はこまめなブラッシングが必要です。

ケアに必要なブラシは種類が多くてどれを使えばいいのか悩んでしまいますよね。

ブラシにはそれぞれ特長があるので用途に合わせていくつか持っておくといいでしょう。

ブラシの種類
  • 獣毛ブラシ…ツヤが出る、仕上げに。
  • ラバーブラシ…ブラシが柔らかく、皮膚が弱い猫・高齢猫に◎
  • スリッカー…抜け毛がよく取れる。換毛期におすすめ。
  • ファーミネーター…アンダーコート専用
  • コーム…長毛種の毛玉をほぐすのに最適
  • ミトン…ブラッシングが苦手な猫とスキンシップを兼ねて使えるグローブ型

詳しくは、猫用ブラシの種類と使い分け で紹介しています。

今回は『換毛期の抜け毛』にピッタリのブラシをご紹介します。

換毛期の抜け毛の約8割はアンダーコート(下毛)です。その量はオーバーコート(上毛)の5〜20倍なんだとか。

アンダーコートが抜け落ちることで次の季節に適した被毛の状態になります。

”アンダーコートを制するものが換毛期を制する” なんて言葉があるかどうかわかりませんが、今回紹介するファーミネーターは、アンダーコートに特化したアンダーコート専用ブラシです。

がっつりと毛が取れると話題の商品でご存知の方も多いかもしれません。

わたしは長毛種用と短毛種用を持っていて長らく愛用しています。

使ってみて感じたのは

ファーミネーターは毎日より2〜3日に1回程度で十分。

毎日使用する場合は1回1分と短時間が良いとおもいます。

ある日、末っ子猫の背中が地肌が見えるほどスカスカな事に気づいて夫に相談したところ、毎朝ファーミネーターでしっかりブラッシングするのが夫と末っ子猫の日課だった事が発覚。

数日おきにしたらフサフサに戻ったで

しっかり取れるのでやりすぎは禁物です。

ファーミネーターがおすすめの方
  • 抜け毛をガッツリ取りたい
  • 毎日ブラッシング出来ない

公式サイトではサイズの目安が4.5キロ以上は中・大型猫用、4.5キロ未満は小型猫Sとなっていますが、うちの3キロの猫に小型猫Sは小さかったです。

小型猫Sサイズは細かくブラッシングをする必要があり時間がかかるので、ブラッシングが苦手な猫ちゃんにSサイズは不向きだと感じました。

3キロの猫に中・大型猫用を使ってみたところ大きいと感じることはなく、むしろ手早く終えることができて使い勝手が良かったです。

サイズに迷われていたら、中・大型猫用Lサイズをおすすめします。

毛玉の排出を促す

猫にとって大切な役割をしている毛づくろい。

なんと猫は起きている時間の30%〜50%を毛づくろいに費やしているといいます。

ねこがキレイ好きといわれる所以のひとつだね

毎日少しずつ毛を飲み込んでいる猫ちゃんたちですが、やはり毛球症や吐き戻しは心配ですね。

そこでおすすめしたいのが毛玉ケアフードです。

毛玉ケアフードとは

食物繊維を配合することにより、猫が毛づくろいをして飲み込んだ毛が胃にたまり吐き戻されず便と一緒に排出するサポートをしてくれるフードのこと

毛玉ケアフードはいろんなメーカーから出ているので愛猫ちゃんのお口に合うものが見つけられます。

マオサーチ家での与え方

うちでは換毛期の間だけ毛玉ケアフードに切り替えて与えています。(もちろん年中与えても問題ありませんよ!)

マオサーチ家の場合、同じフードではすぐ飽きてしまい、極端に食べる量が減るので食べてほしいタイミング(換毛期)にしっかり食べてもらえるよう工夫した結果、期間限定で与えるようになりました。

同じの飽きるんだもーん


猫ちゃんはフードが気に入らなかったら餓死を選ぶといわれる程、頑固な一面があります。

うちの猫4匹も例外ではなく、気に入らないと見向きもしません。

そして食の好みもバラバラなので全員が食べるフードをみつけるまで何種類も試してうちの子の口に合うものを探しました。

そしてたどり着いたのがロイヤルカナン ヘアボールケアでした。

マオサーチ
マオサーチ

ペットショップや動物病院でよく見かけますよね

ロイヤルカナンの毛玉ケアフードを与えるようになってからは毛玉を吐かなくなり、毛玉が便と一緒に排出されるようになりました。

【フードを切り替えてよかったこと】
  • 舐め取った毛がおなかに溜まるのを軽減できる
  • 嘔吐を減らすことができた
  • 手間いらずで楽に抜け毛対策できた

マオサーチ家はキャットフードを定期便で購入しています。

買い忘れが心配な方、お得に購入したい方は要チェックです。

▼▼ 定期便をチェック ▼▼

まとめ

ステレオの上に座る猫

室内で暮らす猫の換毛期についてお伝えしました。

適温が保たれている空調、夜も室内を明るく照らしてくれる照明

快適な室内で暮らす猫は換毛の合図である気温の変化と日光を感じ取りにくいため、換毛期がはっきりしないことがわかりました。

それはわたしたちが気温に合わせて服を着るように、猫の身体が環境に適応し換毛しているためであり、正常なことです。

そしてどんな環境の猫でも換毛期は通常より抜け毛が増えるので対策が必要になります。

【室内猫に効果的な抜け毛対策】
  • 猫の毛がおなかに溜まるのを防ぐ『ブラッシング』
  • おなかに溜まった毛の排出サポートする『毛玉ケアフード』を与える

人と猫が快適に暮らすために抜け毛対策は欠かせません。

より快適に過ごす方法は 猫の換毛期を快適に過ごす4つの方法【抜け毛対策】で紹介しています。

キリのない日々の掃除に疲れてしまうことのないように、効果的な方法で乗り切っていきたいですね。

タイトルとURLをコピーしました