ストレスが猫の脱毛を引き起こすことがあるのをご存知でしょうか?
季節の変わり目は換毛期でもあるため、毛づくろいが増えることもあります。
しかし、一日に何度も毛づくろいしていたら、それはストレスのサインかも。
このような特徴があれば要注意。
本記事では、ストレスによる猫の脱毛の原因や対処法について詳しく解説します。
原因と対策
猫が脱毛する原因は様々ありますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。
持続的なストレスを感じている
実は猫はストレスを感じやすく、環境の変化や飼い主の留守などがストレスとなって、脱毛することがあります。
グルーミングには、体を舐めて被毛の汚れを取る、体温調節をする行為のほかに、精神を落ち着かせる役目があり、 ストレスを感じると気持ちを落ち着かせるためグルーミングを繰りかえします。
過度なグルーミングにより炎症を起こし脱毛してしまうというわけです。
グルーミングの頻度が異常に多いと思ったら、それは強いストレスを感じているのかもしれません。
うちの猫も脱毛した経験があります。
当時猫4匹と暮らしており、体調を崩したねこに感染症の疑いがありました。
感染症の拡大を防止するためにかかりつけの獣医と相談した上で4匹それぞれ別部屋に隔離することになりました。
自由気ままで我を通す性格の次女猫にとって隔離はストレスが大きく、一部脱毛してしまったんです。
(その後隔離も終わり処方されたおくすりで皮膚も被毛も元通りになりました。)
このように猫がストレスを感じてしまった場合の対処法は以下のとおりです。
- 運動の促進:猫は運動が好きなので、運動を促すことでストレスを軽減することができます。例えば、猫じゃらしやおもちゃを使った遊びや、キャットタワーを設置することが考えられます。
- 猫のコミュニケーション:猫は社交的な生き物です。猫との適切なコミュニケーションをとることでストレスを軽減することができます。例えば、猫に話しかけたり、たくさんスキンシップをするなど。
- キャリーや隠れ場所の提供:猫は自分の安全な場所が必要です。キャリーや隠れ場所を提供することで、猫が自分自身を守ることができ、ストレスを軽減することができます。
一番のストレス解消法は飼い主さんからの愛情です。
猫がストレスを軽減し、健康的な生活を送れるようにみんなでたっぷりと愛情を注ぎましょう。
ただしストレスが長期間続く場合には、獣医師に相談することが必要です。
皮膚疾患による脱毛
猫がアレルギーを発症すると、かゆみを感じて自分で毛を抜いてしまうことがあります。
アレルギーの原因としては、食べ物や環境の物質などがあります。
また皮膚病や内臓疾患などで脱毛が起こることがあります。
この場合すぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。
猫が脱毛している場合には、まずは獣医師に診てもらうことが重要です。
適切な治療や対処法を行うことで、猫の健康を守りながら脱毛の原因を解消することができます。
まとめ
猫が脱毛する原因は様々であり、一概には言えません。
定期的な健康チェック、愛猫がストレスを感じないような環境づくりなども重要です。
愛猫の健康を守るためにも、飼い主として日々のケアやスキンシップを行いながらカラダをよく観察しましょう。