ペットブラシは抜け毛を取ったり毛玉を取り除くなど、猫ちゃんの被毛を整えるのに必要不可欠なアイテムです。
ブラッシングには飼い主さんと猫ちゃんのスキンシップなど得られる効果がたくさんあります。
しかしブラシ選びを間違えると皮膚を傷つけるなど、逆効果になってしまうことがあります。
ねこちゃんのために用途に合わせたブラシ選びをしましょう。
ブラシの種類と使い分け
抜け毛がたくさん取れるブラシから、ツヤを出すブラシまで。その種類はさまざまです。
猫用ブラシを選ぶ際には
- 被毛の長さ
- ブラシの用途
この2点をポイントに猫ちゃんに合ったブラシを選びましょう。
ラバーブラシ
ゴムやシリコンで作られたブラシです。
肌当たりがやさしいので、毛が引っかかって痛がる猫ちゃんや、ブラッシングを嫌がる猫ちゃんにおすすめ。
撫でられている感覚でブラッシング出来るので嫌がりにくい。
毛を梳く効果はほとんどなく浮いた抜け毛をからめとるので短毛種向きです。
長毛種の猫ちゃんに使用する場合は長毛種用ラバーブラシを選びましょう。
ほとんどの商品がまるごと水洗いできるので衛生的に使えます。
素材がやわらかいのでケガをさせる心配がほとんどなく、初めてブラシを使う方やお子様も安心してお使いいただけます。
アンダーコートブラシ
抜け毛の約8割はアンダーコートと呼ばれる内側のふわふわした毛といわれています。
その量はオーバーコート(表面のピンとした硬い毛)の5〜20倍なんだとか。
換毛期はアンダーコートが一気に生え変わることで次の季節に適した被毛になるため、アンダーコートだけを取り除くアンダーコート専用ブラシは換毛期に使うのがオススメ。
一度のブラッシングでしっかり毛を取り除けるのでやりすぎに注意。
ブラシは短毛種・長毛種に分かれています。
試しに長毛種に短毛種用のブラシを使ってみましたが全く取れませんでした。(逆もまた然り)
ブラシの買い間違えに注意しましょう。
ファーミネーターの商品ラインナップは以下の4種類です。
- 小型猫 短毛種 S
- 中・大型猫 短毛種
- 小型猫 長毛種 S
- 中・大型猫 長毛種
公式によると、4.5kg以下は小型猫、4.5kg以上は中・大型猫だそうです。
我が家には3.3kg〜7.2kgの猫がおり、ファーミネーターを両サイズ揃えています。
使用感としては、3.3kgの猫に中・大型猫のファーミネーターは問題なく使えましたが、7.2kgの猫に小型猫のファーミネーターを使うには小さすぎると感じました。
4.2kgの猫はどちらのサイズも快適に使えましたが、全体を手早くブラッシング出来る中・大型猫のファーミネーターの方が使いやすかったです。
ピンブラシ
ヘアブラシのような見た目で、ピンが太く間隔も広めになっているので初心者にも使いやすい。
ピン先に玉の付いている“玉付きピンブラシ”が肌当たりがやさしいのでおすすめです。
デメリットは使っているうちにピンが抜けたり玉が取れること。
ピンが細長く皮膚に届くので、使用する際にはピン先が古くなっていないか注意しましょう。
ピンブラシは被毛が絡まりやすい長毛種の日常的なブラッシングや小さな毛玉をほぐすのに使います。
大きくなってしまった毛玉はブラシでほぐすのが難しく、無理にほどこうとすると毛を引っ張られて猫ちゃんが痛い思いをしてしまいます。
そうなる前にピンブラシを使って日頃から毛玉が出来ないように努めましょう。
スリッカーブラシ
スリッカーブラシは、ピンが“く”の字型になっているブラッシングブラシです。
被毛のもつれや毛玉をときほぐすのに有効で、換毛期だけでなく日常のお手入れにも使えます。
細い針金状のピンは地肌まで届くので、力加減と持ち方に注意が必要です。
毛玉や絡まった被毛をときほぐすのに効果を発揮するので長毛種を飼っている方は一本持っておきたいブラシです。
一本一本のピンが細くて固いので力加減に注意が必要です。
使う前は自分の腕で力加減をチェックしましょう。
ピン先に丸い玉がついているタイプは肌あたりがやさしいので、肌がデリケートな仔猫や高齢猫、ブラッシングが苦手な猫ちゃんが比較的嫌がりにくいのでおすすめです。
コーム
コームは細長い突起が並んだ平らな形をしたブラシで、毛玉をほぐしたりブラッシングの仕上げに使います。
毛が絡まりやすい長毛種は毛玉ほぐしに目の粗いコームが適しています。
短毛種は目の細かいコームをブラッシングの仕上げに使います。
また顔周りの毛並みを整えるのにも使います。
獣毛ブラシ
種類 | 獣毛ブラシ |
用途 | ツヤ出し・フケを取り除く・仕上げ用 |
GOOD | 被毛がツヤツヤになる |
BAD | ブラシに絡んだ毛を取り除くのが難しい |
獣毛ブラシとは、豚や猪の毛を用いているブラシのこと。
適度な水分・油分を含んでおり、ブラッシングすると毛にツヤと滑らかさが出ます。
抜け毛を取る効果は低いので仕上げのツヤ出しに使うのがオススメ。
また静電気を抑える効果があるので、ブラッシングの時にパチパチっとならずしっとりまとまります。
ブラシに絡んだ毛を取るには、専用のブラシクリーナーを使うとキレイに取り除けます。
▼猪毛ブラシ
猪毛ブラシは毛が太く硬い為マッサージ効果が期待できます。
ただし皮膚が弱い猫や高齢猫には刺激が強く痛みを感じることがあるので注意が必要です。
ブラッシングの仕上げにサッと軽いタッチで使うのがポイントです。
長毛種、毛量の多い猫ちゃん、くせ毛の猫ちゃん向き。
▼豚毛ブラシ
豚毛ブラシは毛が柔らかく肌当たりもソフトで、被毛が少ない猫や皮膚の弱い猫に向いています。
皮膚へのダメージが心配な方は豚毛がおすすめです。
種類 | ラバーブラシ | アンダーコートブラシ | ピンブラシ | スリッカーブラシ | コーム | 獣毛ブラシ |
ラインナップ | 長毛用 短毛用 | 長毛用 短毛用 | 両用 | 両用 | 両用 | 両用 |
用途 | 死毛を取り除く | アンダーコートをしっかり取り除く | もつれた毛をほぐす | もつれた毛をほぐす 死毛を取り除く | 毛玉をほぐす 毛並みを整える | ツヤ出し フケを取り除く 仕上げ用 |
GOOD | ・誰でも使いやすい ・肌当たりがやさしい ・毛が引っかかりにくい ・水洗いできる | ・換毛期のブラッシングに最適 ・抜け毛がしっかり取り除ける | ・初めてでも使いやすい | ・抜け毛がよく取れる ・ピンが細いから奥までしっかり取れる | ・ノミが取れる種類もある ・毛並みを整える ・軽い毛玉が取れる | ・被毛がツヤツヤになる |
BAD | ・からまった毛は解けない ・表面の抜け毛しか取れない | ・使いすぎると必要以上に毛が取れる | ・ブラシについた毛を取り除きづらい | ・力加減に注意が必要 | ・抜け毛はあまり取れない | ・ブラシに絡んだ毛を取り除くのが難しい |
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